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12月24日:心のなかの靴下に、愛を届けなくては・・・

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「何も知らなかった少年時代のあの夜ですよ~」


少年時代のクリスマスイブのことです。

街にはジングルベルの音楽が流れ、クリスマスイブという言葉だけが独り歩きし、華やかさがありました。

でも、クリスマスイブの賑やかさの影で、私たちにとっては、いつものように、食べるものにも困る夜でした。

それでも少年の私は寒さと空腹に震えながらも、心ウキウキでした。

だって、今夜はサンタクロースがプレゼントを靴下の中に入れていってくれるというのです。

でも、サンタクロースがプレゼントを入れてくれるために用意しておく満足な靴下もありませんでした。

なぜって、そのころは、足袋を履いて学校に行く事が 多かったからです。

勿論、靴下は履きましたが、私にはたった1足しかありませんでした。

その大切な靴下も、すぐに穴をあけてしまい、繕って履いていましたから、寒い日は足袋を履いていたのです。

だから、クリスマスイブに穴の開いた小さな靴下をサンタクロースが見付けてくれるか心配でした。


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暗くなると早めにせんべい布団にくるまり、何度も枕元の靴下を確認したものでした。

貧しい家庭でしたが、飛び切り明るく、笑い声が絶えない、母子4人の家は、夢が溢れていました。

そして、つぎの朝・・・・・わわわわわ・・・・うれしい・・・・サンタが来てくれた


今、この年になって、つくづく思うのです。

あのクリスマスプレゼントのお金は、母は一体どうして用意したのだろう?・・・・・と。

そして、ふと考えるのです。

おそらくは、母と賢い姉の二人が乏しい自分たちの食事を抜いて、私と弟のクリスマスプレゼントを用意してくれたに違いないと。

あの素敵な夜に帰ってみたい・・・・お礼を言いたい・・・・私も同じように弟のためにそうしたい・・・

ふと、そんな風に考えるのです。

ですから、「幸せって、物にあふれた豊かさだけでは 決してない」のだ」と、、この年になってしみじみと心にしみてくるのです。

長じて、クリスマスのお話で大好きになったものがあります。

オーヘンリーの短編小説です。

おそらくは誰もが一度は目にしたり、聞いたことがあるお話ではないかと思うのです。

それは、「賢者の贈り物」という題名の小説です。

「貧しい夫婦が互いにクリスマスの贈り物をしようとして起こる美しい自己犠牲の行き違いを描いた短編小説」です。

私も貧しさの中で生きてきたから、あの貧しい二人の行為がひしひしと伝わってくるのです。

だから、私も大切な人に、あのように真実の小さな愛を、そっと、そっと、贈りたいとつくづく思うのです。


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「The gift of the my magi」 とは、「賢者の贈り物」の原題です。

どうぞ皆様にとって、素敵なクリスマスイブでありますように。





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「暮らし歳時記と、エッセイなど、心に浮かぶことを書いています」



我々は何処から来たのか、われわれは何者か、我々は何処に行くのか。

もうじき去るのかな?知りたいな?人間てなになのかな?



















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