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12月13日:芥川賞作家、綿矢りさ氏のエッセイから

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「幸せってなんだろう」



芥川賞作家、綿矢りさ氏の短文のエッセイをある小冊子で見つけました。

題は「幸せってなんだろう」、であったのです。

綿矢りさ氏は2004年、僅か19歳の史上最年少で「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した作家です。

すごい美人で、しかも超優秀で、超有名大学卒で、しかも19歳で芥川賞受賞の経歴の持ち主と、遠い雲の上の存在の人に見えるのです。

ですから、普通の人がどんなに願っても、一生手に入れられない、容姿も、財産も、学歴も、名誉も、名声も、ほとんどのものを
、若くして手に入れた才女なのです。

「どんなに幸せに恵まれた日々を過ごしていることだろう」と、思っていました。

そんな気持ちを抱きながら、私の心の内では羨望の気持ちを抱きながら横目で眺めたのです。

すると、意外な文字が並んでいたのでビックリして読み返したのです。

傍目から見ると幸福の絶頂期にあると見えるものが、本人には重圧であり、苦しみであったとストレートに書いてあったのです。

少し長いですがが引用してみましょう。

『(芥川賞作家になり世間の羨望の的となり)・・・私自身に、もっともっと頑張れ、いまのままじゃ全然ダメだ。と叱咤され続けた私の身体は結果ストレス反応であちこちおかしくなり、布団のなかで横になっているのが一番安らぐというくらい弱ってしまった。・・・(中略)・・・私は色々手にいれたはずなのに、ちっとも幸せではない、としみじみ感じた』幸せって何だろう?

幸せの王女さまの人知れぬ独白のように私には聞こえたのです。

そして、現在36歳の綿矢りさ氏はこう結んでいました。

『幸せは大きなものではなく、ささやかで小さなものが寄り集まって温かみや光をつくっているのだなと気づいた。そして、すごく本人次第なのだということも』

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私は仏教用語の「足るを知る」という言葉を思い出しました。

欲望が目をくらませるのが人の世す。

「もっと、もっと、もっと、もっと、もっと・・・・・と限りなくあらゆるものを追い求める人間」

私も、自分をじっと冷静にみつめてみると、まさにそんな、貪欲な、自分勝手な、醜い自分であると恥ずかしくなります。

「物質は極限まで整理し、自分の身の回りにあるほんの僅かなもので満足を知るという”足るを知る”という思想」はいつも私の目標であるはずなのに、心の奥底には、「言葉だけ、格好だけ、の仮面を被った駄目な自分」がいるのです。

あと僅かで終わりが近づいた今からだからこそ、そろそろ本当の「足るを知る」ことの毎日の生活を手にしなければ・・・・と思うのですが・・・・・ダメですね。

恥ずかしいですよ~





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もうじき去るのかな?知りたいな?人間てなになのかな?



















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