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12月8日:暮らし歳時記「針供養」

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「もう忘れられた歳時記かも?ですね」


日本の古き伝統の「針供養」

若い人たちの間ではもう死語かもしれません。

そんなえらそうに言う私だって、男でしたから針供養の行事に参加したわけでもなく、詳しく知っているわけではありません。

精々、1年に一度、日頃お世話になった針に感謝し、折れた針や不要になった針を柔らかな豆腐に刺し、お寺や神社に奉納する…という程度の知識しか持ち合わせておりません。

しかし、この針については強烈な記憶があるのです。

何処の家庭にも針山があって、常に針がさしてあり、母親が破れた下着や、靴下、ズボンなどの繕いをしているのを見て育ったからです。


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少年の頃の針は、錆びやすくて、油を塗った針山に刺していました。

つまり、針山は、髪の毛がはいっていて、髪の油分が錆びを止めていたのです。

そして、針山は、プーンと母親の髪の毛の油がほのかにしていたのです。

また、小学校では裁縫の授業がありましたので簡単な破れを繕うことは子どもでも年中行事でした。

ですから、私も針に糸を通し、針仕事をしたのです。

こんな少年時代でしたので、針=針供養=母の思い出、につながっているのです。

縫物をしながら母が、針を髪にさしさし油をつけていたのが強烈な思い出なのです。

たったひとつの裸電球の下の少年時代が針山とともに、蘇ってくるのです。








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「暮らし歳時記と、エッセイなど、心に浮かぶことを書いています」



我々は何処から来たのか、われわれは何者か、我々は何処に行くのか。

もうじき去るのかな?知りたいな?人間てなになのかな?



















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