FC2ブログ

12月11日:パンセ、205段

1104-81.jpg


「気まぐれに開いた箇所は205段」



急に本を開きたくなって、パスカルの書きのこした「パンセ」の解説本を読み始めた。

もう5,6年前に買った本である。

しかし、情けないことに付箋ベタベタなのに、何に感動したのかを一向に思い出さないのである。

でも、読み始めて新たに沸き起こる好奇心は、なにもかも呑み込んだ。

次第に、「そうだ、そうだったんだ」と記憶も戻ってくる。

何もかも放り出して読み続けた解説本がやっと読み終わった。

すると、今度は「パンセ」そのものを読みたくてうずうずし始めた。

だから、左手だけで、分厚い文庫本を開き始めた。

ぱらぱらと読みはじめたら、205段の文章に目が留まった。



パンセ、205段

『私の一生の短い期間が、その前と後ろとの永遠のなかに〈1日で過ぎて行く客の思いで〉のように呑み込まれ、私の占めているところばかりか、私の見るかぎりのところでも小さなこの空間が、私の知らない、そして私を知らない無限に広い空間のなかに沈められているのを考えめぐらすと、私があそこでなくてここにいることに恐れと驚きとを感じる。
なぜなら、あそこでなくてここ、あの時でなくて現在の時に、なぜいなくてはならないのかという理由は全くないからである。
だれが私をこの点に置いたのだろう。
だれの命令とだれの処置とによって、この所とこの時が私にあてがわれたのだろう。』


この段章に釘付けになった。

すると、すぐにあの言葉が口をついて出た。

「我々はどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」、
1104-82.jpg



このゴーギャンの画にの残した言葉が大波のように私をめがけておおい被さってくるのを感じた。




スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

kmomota

Author:kmomota
「暮らし歳時記と、エッセイなど、心に浮かぶことを書いています」



我々は何処から来たのか、われわれは何者か、我々は何処に行くのか。

もうじき去るのかな?知りたいな?人間てなになのかな?



















最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR